トルドー首相、マリファナ何だって?

こんにちは!スペクト&プライヤーのリーガルアシスタント兼翻訳のAyaです。
新しい週があけましたね!みなさんお元気ですか?

フムフム…なんだろう、この道の妙なスカンクみたいな臭いは…?
みなさんバンクーバーにある程度住んでいると一度は経験したことがあるかもしれません。

そうです。マリファナです。

以前の記事でダメ。ゼッタイ。マリファナ事情 in Canadaと題してマリファナの法律についてお話しました。このリンクを参照ください。
http://spechtandpryer.blogspot.com/2017/03/in-canada.html

あれ、けど確か、この前トルドー首相何かマリファナについての法律が変わったって言ってなかったっけ?

そうなんです。先日6月20日、トルドー首相は記者会見を開き、マリファナの法律について、何か発表されていましたね。では実際に何が変わったのでしょうか?

トルドー首相は、マリファナのレクリエーショナルいわゆる娯楽用、の使用を許可するという法律を発表しました。その法律は2018年10月17日から施行されます。
18歳以上の成人は、一定の限度でマリファナを所持売買をすることが可能になります。
詳しくはこちらのリンクを参照してください。 http://www.justice.gc.ca/eng/cj-jp/cannabis/
以前までは医療用のみの可能だったのですが、それでもマリファナを所持売買し、違法行為として逮捕されていた若者が多かったのを首相は心配し、カナダ政府はこの法律の施行を発表しました。なので目的は以下のようになります。


  • 法律化・明文化することにより、マリファナへのアクセスをより厳しく管理・制限する
  • 若年層のマリファナ使用を防ぐ(簡単に入手できないようにする)
  • 違法な薬物ディーラーを取り締まる
  • 公共の安全と健康を守る (薬物使用後の車の運転取締り強化 等)
  • 決して、マリファナの使用に関する法律がそ緩くなったのではありません。むしろもっと厳しくなります。そしてこの法律は、未成年の保護を重視していて、それにまつわる罪は厳しく取り扱われます。18歳以下の者にマリファナを売る、譲渡してはならないことはもちろん、未成年を利用して犯罪を犯してはならない、などです。そして広告に関しても厳しいルールがあります。
    • 未成年にアピールするようなマリファナの製品
    • 未成年にアピールするようなパッケージやラベルなどの広告
    • 自動販売機やセルフサービスでのマリファナの販売
    • 未成年が目につかない、または立ち入り禁止場所以外でのマリファナの宣伝
    は固く禁じられていて、厳しく罰せられます。
    詳しくはhttp://www.justice.gc.ca/eng/cj-jp/cannabis/を参照してください。


    しかし!!!!!
    あなたが日本国籍であるならこの法律の変化は全く関係ありません!もしあなたが日本国籍ならば、従うのは日本の法律なんです!
    日本人は、たとえカナダでは合法であっても、マリファナ(大麻)の所持だけでも犯罪であり、刑罰の対象になります。世界中のどの国でも同じです。
    これに関する日本の法律は以前のブログで詳しく説明してありますので、是非ご覧になってください。http://spechtandpryer.blogspot.com/2017/03/in-canada.html

    なので、このトルドー首相によるマリファナに関する法律の変化があってもなくても、あなたが世界のどこにいようとも、やはりマリファナは違法、ダメなんです。

    ただし、、、もし、万が一、間違いを犯してしまい、マリファナを使用して逮捕、トラブルに巻き込まれてしまったら、是非スペクト&プライヤーまでお問合せ、ご相談ください。日本語でも大丈夫です。

    Specht&Pryer
    1150-789 W Pender St. Vancouver B.C.
    Tel:604-681-2500
    Email: staff@spechtandpryer.com
    Web: www.spechtandpryer.com


    でも、やはり、違法は違法、ダメですよ。気を付けてくださいね。

    ではまた次回お会いしましょう!質問や、記事に取り上げてほしいトピックがあれば、コメントやメール(staff@spechtandpryer.com)にてお願いします。

    ではまた次回!Have a nice day!☆


    Aya


    • 記事の内容は正確な情報を書くように努めていますが、情報の正確性・信頼性を保証するものではありません。
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