こんな時は迷わず警察へ

こんにちは、通訳の安藤です。

クライアントの方から相談されるケースの中に「一刻も早く警察へ通報してください!」というケースが結構多くあります。文化の違いからか、はたまた法律の違いからか。もしかしたら警察への連絡は気が引けるのかもしれません。


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ケース数ナンバーワンは家族や恋人からの暴力です。

殴る蹴るなどの身体的な暴力はもちろんの事、危害を加えると脅されたときにも警察へ通報をして下さい。またお子さんが被害者の場合もそうです。

なぜ通報が重要となるのか?通報することそのものでは問題は解決しないかもしれませんが「相手が自分に危害を与えていると自分が認識をしている」という証拠になります。

例えば相手は暴力をふるっていないじゃれていただけ、自分は暴力をふるわれたという食い違う主張の争いになった際、警察への通報履歴がないと「なぜそれなら警察に連絡をしなかったのか」と自分の主張が弱くなります。

また通報が証拠/履歴となり、刑事裁判になった際、相手の暴力の履歴があることで自分が有利になる事があります。


好きな相手に暴力を振るわれることは身体だけでなく心もとても傷つくことでしょう。しかし暴力は許されません。自分が悪いから暴力を受けた、という事もありません。深呼吸をして落ち着いて通報をして下さい。


安藤

SPECHT & PRYER Barristers / Solicitors 
Suite 1150 - 789 West Pender Street | Vancouver, BC V6C 1H2
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