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詐欺にご用心!

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 こんにちは、通訳の安藤です。皆さん一日に何件電話がかかってきますか?またそのうちの何件が詐欺電話でしょうか。今回はカナダにはびこる詐欺(Scam)についてです。 (Free download from rawpixel)  Canadian anti-fraud centreによると今年だけでも詐欺の件数は12,000以上、そして被害額は$75.5ミリオンに上ります。 流行りの詐欺 電話の詐欺 皆さんが一番遭遇するのは電話による詐欺かもしれません。CRA(税務局)やIRCC(移民局)装い、電話を掛けなおさないと逮捕、罰金や国外追放になると脅します。掛け直した相手からプリペイドカードやギフトカードを購入させることで支払いを受けます。 投資を装った詐欺 通常よりも高い利子を約束しお金を支払わせる、圧的な態度で投資を勧められる、投資の入金を仮想通貨で行うよう指示される場合には注意しましょう。また偽の仮想通貨を購入するためのサイトにも気を付けてください。 ロマンス詐欺 投資詐欺についで二番目に多いのがこのロマンス詐欺です。メールやメッセージのやり取りを介してあたかも恋人の関係にあるように相手に錯覚させ、信用を得たところで会いに行くための旅行費用や医療費と称して金銭の要求を始めます。 身を守るには 1.個人情報を与えない 名前や住所、SINや銀行口座情報などをむやみに伝えないようにしましょう。自分から電話を掛けない限り、相手が誰なのかはわかりません。 2.Noといえるようにしましょう テレマーケターの高圧的な態度に委縮する必要はありません。リクエストを手紙で送ってもらうようにする、もしくは電話を切りましょう。 3.リサーチをしましょう 自分に連絡を取ってきた団体が本物なのか常に確認をしましょう。電話番号をオンラインで調べ、合っていたとしても自分からその番号にかけて確認をします。またカナダでもオレオレ詐欺が発生しています。家族を語る人物からトラブルに見舞われた等の連絡があった際には他の家族に連絡を取り確認を取りましょう。 また電話だけでなくテキストでリンクを送ってくるもの、また知らない人からのwhat's appやLineのメッセージにも要注意です。私は一瞬知り合いだと思い返事を返しかけましたが、電話番号がバンクーバーの番号でないことに気づき事なきを得ました。 参考

こんな時は迷わず警察へ

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こんにちは、通訳の安藤です。 クライアントの方から相談されるケースの中に「一刻も早く警察へ通報してください!」というケースが結構多くあります。文化の違いからか、はたまた法律の違いからか。もしかしたら警察への連絡は気が引けるのかもしれません。 (Free download from Pexels) ケース数ナンバーワンは家族や恋人からの暴力です。 殴る蹴るなどの身体的な暴力はもちろんの事、危害を加えると脅されたときにも警察へ通報をして下さい。またお子さんが被害者の場合もそうです。 なぜ通報が重要となるのか?通報することそのものでは問題は解決しないかもしれませんが「相手が自分に危害を与えていると自分が認識をしている」という証拠になります。 例えば相手は暴力をふるっていないじゃれていただけ、自分は暴力をふるわれたという食い違う主張の争いになった際、警察への通報履歴がないと「なぜそれなら警察に連絡をしなかったのか」と自分の主張が弱くなります。 また通報が証拠/履歴となり、刑事裁判になった際、相手の暴力の履歴があることで自分が有利になる事があります。 好きな相手に暴力を振るわれることは身体だけでなく心もとても傷つくことでしょう。しかし暴力は許されません。自分が悪いから暴力を受けた、という事もありません。深呼吸をして落ち着いて通報をして下さい。 安藤 SPECHT & PRYER   Barristers / Solicitors   Suite 1150 - 789 West Pender Street | Vancouver, BC V6C 1H2 Office:604.681.2500 | Fax: 604.736.0118 Specht and Pryer Website 記事の内容は正確な情報を書くように努めていますが、情報の正確性・信頼性を保証するものではありません。 当ブログの内容を元にした行動によりおきた損害・損失について、管理人は一切の責任を負いかねます。予めご了承下さい。